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試験の難易度

高卒認定試験の難易度

高卒認定の受験を考えている人の中には、難易度が気になる人も多いでしょう。勉強とはあまり縁がなかったという人にとっては、何を、どこから、どのように勉強すればよいか分からないでしょうし、8科目という科目数が相当な負担になるかもしれません。

とはいえ、高卒認定試験の難易度は決して高くありません。実は、高卒認定試験には勉強する上でいくつか重要なポイントがあり、それらをきちんと把握していれば、ゼロから勉強する場合でも半年以内や3ヶ月での合格も十分可能になります。

ここでは、その秘訣をいくつか紹介しますので、受験するか迷っている人は参考にしてみてください。

まずは試験について知ろう!
高卒認定試験の4つのポイント

POINT 1

高卒認定試験はマークシート方式

高卒認定試験は毎年8月と11月の2回行われます。ただし、以下の表にあるように出願時期は試験の数ヶ月前なので、出し忘れのないよう注意が必要です。受験案内(願書同封)は教育委員会や市役所。ハローワークなどで入手できます。

POINT 2

合格点は40点程度

高卒認定試験の合格点は、100点満点中40点であると言われています(正確には非公表)。高卒認定試験は高校や大学の入学試験と違い、上位何名が合格という足きり試験ではありません。1万人受験して、全員合格点を取れば、1万人全員が合格します。

各科目とも、まずは45点~50点を目標として、得点源にする分野としない分野に分けるなど,効率的に勉強するのが効果的です。例えば国語の配点は、現代文が50点、古文、漢文が各25点ですが、古文と漢文が苦手だという場合は、現代文を集中的に勉強して得点源にし、苦手な分野は基本事項だけをさらっと勉強するとか、思い切って他の科目の勉強に時間を割くなどすればよいのです。

POINT 3

出題パターンが決まっている

例えば、英語は高卒認定の中でも最難関科目だけあって、ゼロから勉強を始める人にとっては難しいと感じてしまうと思います。でも、過去5年間の過去問(文部科学省のHPで公開されています)をじっくり比較してみると、出題パターンは全く同じだということに気づきます。

フジゼミでは、平成7年以降の約15年分の高卒認定試験の過去問を分析しましたが、出題内容はほとんど変わっていないことが分かっています。今後についても出題形式がいきなり変わるとは考えにくいと思います。教える側からすれば、どのような形で出題されるかが分かっているので、どうやって勉強するのが一番近道なのか、戦略が非常に立てやすいのです。

【出題パターン】
問1:会話文の中で強意語を選ぶ問題
問2:会話文の流れに沿って適文を挿入する問題
問3:並び替え問題
問4:短い英文を読み、文章の大意を答える問題
問5:短い英文を読み、空欄に適した英単語を選ぶ問題
問6:図表のある長文問題
問7:エッセイ・小説の長文問題

POINT 4

サービス問題の存在

実際の問題を見てみましょう(平成19年第2回世界史Aより)

世界史や地理を少し勉強すれば、キューバという国がアメリカ大陸にあるということは分かります。であれば、名前が漢字表記である①と②の人物は最初に除外できますね。この時点で2択にまで絞れました。

これがもしマークシート方式でなく、人物名を書けという問題であれば難易度は高くなりますが、マークシート方式であれば非常に解きやすいのです。この問題ははっきりいってサービス問題ですが、どの科目も問題の難易度は決して高くなく、少し勉強すれば選択肢を絞り込めるレベルにすぐ到達します。

もう1問見てみましょう(平成19年第2回現代社会より)

これは何かの知識を問う問題ではありません。実は、「グラフが読めるか」を問う問題なのです。選択肢の4つの文とグラフをよく照らし合わせてみましょう。

①企業が景気変動に応じて雇用量を調節するために雇う割合は、パートタイム労働者が派遣労働者の2倍とあるが、そんなに差がない。だから間違い。
②両者とも企業が賃金の節約のために雇う割合が最も高いとあるが、派遣労働者には当てはまらない。だから間違い。
③企業が専門的業務に対応するために雇う割合が高いのはパートタイム労働者とあるが、派遣労働者の方が高い。だから間違い。
④文章とグラフに間違いがない。だから正解。

どうですか?小学生でも正解できるはずです。現代社会はこのようなグラフを問う問題(ほとんど勉強する必要がない問題)が約30点も出題されるのです。
他の科目についても、過去問を徹底的に分析すれば重要分野が見えてきます。手当たりしだいに勉強するのではなく、範囲を絞って効果的に勉強することが短期合格の重要な要素と言えるでしょう。