できない 勉強 理由

(4)なぜ、できなくなったのか

ゼロからはじめる大学受験

(4)なぜ、できなくなったのか

これから先はゼロからやり直して一気に巻き返しを図るとして、まずは現状分析のためにも、みなさんが「どうしてできなくなったのか」について把握しておきましょう。

 

「できなくなった理由を挙げてみよう」と尋ねると、

  • 先生との相性が悪い
  • 授業ペースが早すぎる
  • 分からないことを質問できない
  • 計画性がない
  • 復習が甘い
  • 次から次に問題集に手を出し、結局どれでも中途半端で終わる

 

などなど、回答は無限に出てきそうです。

(ちなみに、ある程度は勉強していることを前提としており、部活動や遊びが忙しくて普段から全く勉強していないケースは除外します)

 

 

上記のような理由もあるでしょうが、根本的なこととして、「学年が上がるにつれて習う範囲や深さが膨大になり、同じ勉強をしていてはついていけなくなる」ということがあります。

 

例えば小学校時代であれば、先生が説明したことをその場で瞬間的にできたと思います。場合によっては、「すでに知ってるよ」と得意気に感じることもあったでしょう。

 

ところが、中学生になった頃から、先生の説明をその場で理解できないことが増えてきます。たとえその時は分かったとしても、後で問題を開いてみたら解けない…ということが徐々に増えてきます。
中学2年生の後半からはその傾向が加速度的に強くなり、高校1年生が終わる頃にはすっかり勉強嫌いになっています。

 

 

英語を例に挙げて考えてみましょう。

中学2年生で「不定詞」を習いますが、この辺りから英語が苦手という人が増え始めます。そして中学3年生で「不定詞を用いた構文」を習う頃には英語アレルギーが一気に拡大します。
しかも、中学英語で習う不定詞は、基本中の基本に過ぎません。

 

高校生になると、

①不定詞の基本的用法(←中2の復習)
②不定詞の意味上の主語(←中3の復習)
③原型不定詞の用法
④完了不定詞
⑤不定詞の受動態・進行形
⑥be動詞+不定詞
⑦不定詞を使った重要構文
⑧不定詞の慣用表現

というように、範囲も難易度も一気に広がります。

 

中学時代につまずいてしまった人は、もはや完全に意欲を失くしてしまうのも当然といえば当然です。(しかも複数の科目でこういうことが同時発生します)

 

 

 

そのような状態になった時に、果たしてどうするでしょうか。

自分に合う問題集を探す

本やネットで勉強法や必勝法を読み漁る

塾を変える

残念ながら、それでは解決する可能性は極めて低いのです。

 

 

 

どうすればよいか?

中学2年生の最初につまずいたところまでさかのぼり、もう一度勉強しなおすことです。

 

 

今回の内容を読んで「自分がまさにそうだ」と感じた人は、ぜひ「不定詞」の分野だけでもよいので、試しに中2からやり直してみてください。意外にも、「ああ、そういうことだったんだ」と感じてくれると思います。
この感覚こそがゼロから一気に巻き返すために大事な要素なのです。