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非行や不登校とどう向き合うか①(はじめに)

塾長のコラム

非行や不登校とどう向き合うか①(はじめに)

学力・年齢・経歴一切不問を掲げるフジゼミには,かつて非行や不登校などで回り道してきたという若者たちもやってくる。

 

今でこそゼミ生の8割近くが高校生や浪人生だが,創業当時はほぼ全員がつまずいたり回り道したりという経歴の若者だった。

 

そういった塾の特殊性に加えて,私自身の十代の経歴から,非行や不登校をテーマに講演に招かれる機会もある。

 

 

 

講演会の主催者が非行や不登校の「親の会」である場合,参加者はほとんどが当事者である親御さんだが,教育委員会や警察など行政が主催である場合,親御さんが参加することはほとんどない。

 

行政主催だと,参加者は保護司さんや民生委員,教育関係者などが中心のため,当事者の方は肩身が狭い思いを感じるようだ。

 

話を聞いてみたいが,講演会に出かけて知り合いに会うのが怖いという声もある。

 

また,当事者が集まる親の会にしても,渦中にある親御さんにとっては参加するのにとてつもなく勇気がいるものだ。

 

 

 

非行や不登校の場合,学校とのつながりも薄いケースも多く,結果として,誰にも相談できずに一人で悩みを抱え込んでしまっている親御さんが相当数いると感じている。

 

 

 

子どもがつまずいたり回り道したりといった渦中にある時,親はそれこそ必死になる。

 

なんとか子どもの荒れを止めようと,心を鬼にして,時には涙を流しながら身体を張って子どもと向き合っておられる。

 

関連する書籍やホームページを片っ端から読み,カウンセリングに出向き,それでも子どもが一向に振り向いてくれない時の心中はいかばかりかと思う。

 

 

 

その一方で,私はどんなに荒れている子たちでも,時間が経てばやがて落ち着いていくものだと確信している。

 

私の同世代の友人,先輩,後輩を見渡してみると,当たり前かもしれないが,家庭をもったり仕事をしたりでみんな落ち着いている。

 

みんな,立ち直ろうと思って何かを改めたのではなく,時がたって,自然と落ち着いていっただけだ。

 

私は親御さんから相談を受けることがあれば,「頑張りすぎないでください」とアドバイスしている。

 

親が先回りして受け皿を用意しすぎたり,期限を切って何とかしようとすればするほど,泥沼にはまるケースは少なくない。

 

逆に,「長い人生,いつかは落ち着くさ」と開き直られる場合はかえって良い結果になることが多い。

 

 

 

親はいつまで待てばいいのか

 

子どもたちは,何を考えているのか

 

どうして彼ら彼女たちは落ち着いていくのか

 

それまで周りの大人はどう向き合うのがよいのか

 

などなど,私なりに体験してきたことを,これから数回にわたって書いていきたい。

 

 

 

このテーマの文章は完全に親御さん向けの内容となるが,文体は今までどおり形でいくのでご容赦を。

 

今回はここまで。

 

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