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呪縛を解き放て

塾長コラム

呪縛を解き放て

浪人生の中には,いろいろなプレッシャーにとらわれている若者もいる。
「浪人したからには○○大くらいには合格しないと」
「推薦で現役進学していった高校の同級生と同じレベルの大学なんてイヤだ」

 

このようなプライドにこだわる気持ちは痛いほどわかる。
だけど,結果的にそのプライドにがんじがらめになっている若者も数多い。

 

大学の知名度,難易度にこだわりすぎるあまり,
自分のレベルからは逸脱した勉強をしてしまう。
ほとんど手つかずの「難関大問題集」が本棚に増えていく。
春先には余裕の表情で大学談義に花を咲かせていたのに,
秋になると現実に気づき始める。
日に日に焦りだけが強まっていく。
ダメだったらどうしよう?どうなるんだ???

 

そしてある日,ふと考える。

 

「もう1年あれば何とかなるんじゃないか?」

 

そこから先は,自分に都合のいいことばかり考え始める。
1年間必死でやれば○○大どころか△△大すら狙えるんじゃないか?
△△大なら周りに評価してもらえるんじゃないか?
予備校の難関大コースで徹底的にやれば大丈夫じゃないか?
そうと決まれば,今年の受験はもういいや。1年後を見据えて計画の立て直しだ!!!

 

断言するが,この思考パターンに陥る人は99%翌年も失敗する。

 

 
よく高校の先生が「浪人しても伸びない」と言うが,ある意味で事実だ。

 

現役時代,必死で勉強して受験に挑んだ。
もうやり残したことがないと思えるくらい魂を込めて試験に挑んだが,
無念ながら志望校は不合格。
このままでは悔やんでも悔やみきれないから,1年間を犠牲にしてでも再挑戦したい。
一切妥協せず,何が何でも合格してみせる・・・
1年後に合格ラインを突破してくるのは,こういうタイプの受験生だ。

 

周りからの評価ばかりを気にしたり,
「あと1年あれば」などと都合のいいように考えたりするのではなく,
まずは呪縛を解き放つことだ。

 

 

友人に,両親に,学校の先生に宣言しよう。

「大学名にはこだわらない。
浪人したからせめて○○大なんて考えず,
1年間本気になってやってみる。
どこまで伸びるか分からないけど,
1年後に到達したレベルの大学に胸を張っていきたい。
どの大学に合格したかではなく,
この1年間でどれだけやったかという自分の姿を見てほしい。」

 

これを言える人は,強い。そして,伸びる。

 

 

自分で自分を縛ってしまわないように。
開き直ればいいのだ。
失敗を堂々と語ればいいのだ。
プライドや世間体から自分を解放してやろう。
目の前には広大な道がきっと見えてくるはずだ。

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