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大都会へ出よう

塾長コラム

大都会へ出よう

20年前,私が「大学へ行く」と言い出した時

父親から「それなら絶対に東京へ行け」と言われた。

 

父は明治大学出身だ。
高校生の時に父親(つまり私からすると祖父)が他界したこともあって
学生時代は苦労の連続だったという。
それでも,東京という大都会でたくさんの出会いや刺激を受けたのだろう。
「大学へ行くなら東京へ」という価値観を持った人だった。
学生時代の4年間を東京で過ごす意義をよく分かっている人だった。
おかげで私を含めて3人の子どもは全員が東京の大学へ進学した。

 

福山のような地方では,東京という場所は選択肢にない人が多い。
東京となると,
・遠い
・物価が高い
・誘惑が多い
といった悪いイメージが先に来るようだ。
「行っても関西まで」という意識が強い。

 

私は東京の大学に行ったおかげで
父と時代は違えども多くの経験ができた。
岩國ゼミを通じて,意識の高い仲間もたくさん出会うことができた。
彼らと同じ空間で揉まれ,議論を交わした経験があるから,
例えば就職活動でどんな大学生と対峙してもビビったことはない。

 

これが地方大学だったらそうはならなかったと思う。
就職セミナーなどで,早慶やMARCHの学生に出会ったら
もしかして物怖じしていたかもしれない。
リーディングカンパニーに就職してやろうという野望を抱かなかったかもしれない。
自分の中での世界観もそれほど広がらなかったかもしれない。

 

フジゼミで学ぶ若者たち,とくに文系志望の子に対しては
「大学はなるべく都会へ行け」
ということを伝えている。
「できれば東京,百歩譲って関西」
と言っている。

 

やはり自分自身が大都会を経験したからこそ,
・情報量が違う
・人との出会いが違う
・いろいろなことに挑戦できる機会の多さが違う
・チャンスの数が違う
ということを身を持って知っている。

 

「就職して都会へ行けばいい」という意見もあるだろう。
もちろんそれも構わないが,
やはり学生時代という無限の可能性と自由に溢れた4年間を
都会で過ごすのと,地方で過ごすのでは,
経験の幅が断然違ってくると思う。

 

なんでもかんでも都会に行けばいいという話ではない。
理系であれば,場所よりも環境や設備,研究内容の方が大事だ。
学費面を考えても,国公立大学進学を目指すのが正解だと思う。
文系であっても,単なる憧れだけで都会に行っては,
遊び呆けるだけで学生時代が過ぎていくこともある。

 

ただ,
いろいろなことに挑戦しよう
世界の広さを知ろう
多くの刺激や出会いを通じて自分を鍛えよう
そういう向上心のある人にとっては都会は無限の可能性が広がっている。

 

 

さて,
私にとって東京を身近にしてくれた存在は父親だった。
今度は私がそれを若者に伝えていく役割を果たしていきたい。

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