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大学受験セミナー⑥(情報格差は偏差値格差 前編)

塾長コラム

大学受験セミナー⑥(情報格差は偏差値格差 前編)

入塾面談や保護者面談をしてみると,
大学受験の仕組みを全く知らなかったり誤解していたりというケースによく出くわす。
国公立大学と私立大学の違いは「学費」が高いか安いかしか知らず,
入試の科目やシステムについては全く知らないという場合も少なくない。

 

成績表ではオールE判定(それも大差で)が並んでいるのに
「国公立大学にしか行かせません」
「私立大学は受験させません」
「現役しか認めません」
と言われることもある。
(こういう方は,国公立大学の受験が基本的に前期一発勝負であることを知らない)

 

[私立大学]→[学費が高い]→[悪]と決めつけて
情報をシャットアウトしている方もいる。

 

 

①私立であっても奨学金制度が充実している大学は数多い。活用すれば年間数十万円の給付型奨学金を受けられる場合もある。
・早稲田大学の「めざせ! 都の西北奨学金」
・青山学院大学の「地の塩、世の光奨学金」など

 

②文系の場合,私立大学と同じように「英語」「国語」「選択科目(例えば日本史B)」の3科目で受験できる国公立大学は前期試験だけで46大学135学部・学科もある。
(ちなみに国公立大学はその中から1校しか受験できない制度になっている)

 

③立命館大学はセンター利用入試が「英語」「現代文」「選択科目」の3科目で受験でき,
関関同立の中では圧倒的にセンター試験で狙いやすい大学となっている。
(ちなみに首都圏では成蹊大学がほぼ同じ条件)

 

④センターが7科目型の大学でも,センター試験と二次試験の配点を考えれば
何を主要科目にし,何を捨て科目にするかという戦略が見えてくる
(例えば岡山大学工学部の場合,1800点満点中,英,数,物,化が1500点を占める)

 

このような情報を理解したうえで
成績や残された時間から戦略を組み立てる場合と
何も知らないままに今までどおりの勉強をする場合とでは
結果が大きく異なるのは明らかだろう。

 

 

大学全入時代と言われる中,
入試制度は多様化の一途をたどっている。
そうなると,情報力が入試の結果(進路),ひいては将来に大きく影響を及ぼしてくる。

 

親御さんにしても,
「こんな成績でどうするの!」
「もっと勉強しなさい!」
とハッパをかけるだけでなく,大学受験の仕組みを正しく理解してほしい。
子どもは受験勉強,親は情報収集と役割分担をしてほしい。
情報格差は偏差値格差。
そんな時代だからこそ,情報をうまく活用し,
可能性を大きく広げてほしいと願っている。

 

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